海外一人旅、どこに行ったらいいの? 世界遺産 古都慶州と釜山の旅 1(異文化を知る編)
はじめての海外一人旅、どこに行ったらいいの?
最も手軽なのは、釜山(プサン)です。
アラフィフ男子ですが、一人旅が好きで、海外にも一人で行きます。
- 一人旅の醍醐味って何ですか?
- 異文化を知る
- 世界遺産の古都 慶州(キョンジュ)
- 彩り建物で有名な甘川文化村(カンチョン文化村)
- 話題の新スポット:松島ビーチ
- 釜山のランドマーク 釜山タワー
- リゾート 海雲台
一人旅の醍醐味って何ですか?
私が考える一人旅の醍醐味は、訪れる街で「異文化を知る」、気兼ねなく自分の好きな「おいしいものを食べる」、リゾート気分で「一人でゆっくり骨休め」の3つです。
この3つをテーマに釜山でどんな体験ができるのかご紹介します。
このブログでは、一つ目の「異文化を知る」です。
異文化を知る
一人旅では気兼ねなく、いろいろな所を訪れることができます。
ドキドキですが、ちょっと冒険してみると、今まで見たことも聞いたこともなかった、その地での意外な発見があるかもしれません。
世界遺産の古都 慶州(キョンジュ)
釜山からローカル線で2時間ほど、高速鉄道だと30分ほどで慶州(キョンジュ)という街があります。
慶州にローカル線で行く場合、釜田駅から電車が出ます。地下鉄の釜田駅とローカル線の釜田駅は少し離れていますが、歩いて5分ほどです。以前は海雲台付近の風光明媚な海岸線を通っていくことで人気だったのですが、あいにく現在は新しいトンネルができており、この景色を見ることはできません。ただ、ローカル線でゆっくり田舎を行くのも楽しかったです。
私は仏国寺駅で降りて、タクシーで世界遺産である仏国寺や石窟庵を訪れました。仏国寺駅はとても田舎の駅で、タクシーを見つけるのが大変でした。そのため慶州駅まで行ってしまって、タクシーをチャーターすることをお勧めします。
仏国寺と石窟庵
仏国寺は韓国仏教である曹渓宗の属し、慶州の南のはずれ吐含山のふもとにある8世紀中ごろに創建された仏教寺院です。1995年に石窟庵とともに「石窟庵と仏国寺」としてユネスコの世界遺産に登録されました。本堂に上る階段下の形、回廊の緑の軒下や柱の丸みなどは、日本とは少し違った趣があります。
石窟庵も仏国寺と同様に8世紀の中ごろに創建された洞窟寺院です。石窟入口はガラス板で覆われていて内部には入れなくなっています。ガラス越しなので反射があってきれいな写真を撮ることができませんでした。
仏国寺駅から仏国寺まではタクシーで10分ほどでした。この仏国寺では新たにタクシーを探すのは難しいので、タクシーの運ちゃんに待っていてもらいました。その後、仏国寺から石窟庵まで15分ほどで送ってもらいました。
仏国寺、石窟庵と慶州駅を繋ぐバスもあるらしいのですが、この時は再度タクシーの運ちゃんに待っていてもらうことにしました。
ただ、石窟庵は駐車場から石窟庵まで距離(おそらく1キロ程度)があって、タクシーに待っていてもらう時間がとても気になりました。ゆっくり見学するのなら、バスにするか、初めからタクシーをチャーターするかのほうが良いと思います。
慶州駅周辺(大陵苑、瞻星台)
石窟庵からタクシーで慶州駅まで送ってもらいました。結構距離があり30分程度はかかります。
慶州市は歴史遺跡地区に指定されており、世界遺産の一つです。そこには、大陵苑や瞻星台があります。
大陵苑には40万平米(東京ドーム9個分ぐらい)という大きな敷地に23基の古墳が並んでいます。日本の古墳とは違って、真ん円な感じです。黄金の冠や装飾品など絢爛豪華な遺物も多く出土しているそうです。
また、 慶州には瞻星台と言う東洋でもっとも古い天文台があります。7世紀につくられたこの瞻星台は、韓国の国宝にも指定されているそうです。
慶州の街では、ちょうど昼食時でしたので、サンパッというものを食べました。また、道中に皇南パンというお菓子をいただきました。あんがパンで包んであるとのことですが、日本的にはお饅頭です。詳しくは、次回のブログで。
慶州市の歴史遺跡地区をぐるっと回って、慶州駅まで戻ってきました。こちらにインフォメーションセンターがあります。新慶州駅までのバスの乗り場を教えてもらいましたが、ここでは日本語で大丈夫でした。高速鉄道に乗るためには新慶州駅に行かなければならないのですが、郊外にありバスで行く必要があります。
高速鉄道には駅で切符を買えばすぐに乗れます。新慶州駅から釜山までは30分ほどです。釜山では往路の時に乗った釜田駅ではなく、釜山駅に到着します。
彩り建物で有名な甘川文化村(カンチョン文化村)
甘川文化村は釜山の市街から比較的近い観光スポットの一つです。
もともとは朝鮮戦争避難民と太極道の信徒が移住してできた村で、1950年代の朝鮮戦争避難民が厳しい生活を強いられたバラックの村でした。それが、2000年代後半から芸術家が集まる村として再興するにあたり、カラフルな屋根の村に変化したものです。
今や釜山を訪れたら外せない観光スポットとなり、雑貨店、カフェ も多く常に若い人たちでにぎわっています。
話題の新スポット:松島ビーチ
甘川文化村からタクシーで海側に出ると松島という地区に出ます。
松島はさびれたビーチだったそうですが、最近ロープ―ウェイができたり、海の上を渡る遊歩道が出来たりと再開発されつつあります。そのため、ビーチ周辺には新しいカフェやお店も多くオープンして、今、釜山でもっとも話題となる新スポットです。
甘川文化村から少し遠回りして、こちらで海を見ながらカフェなど、とても落ち着いてよいかもしれません。
釜山のランドマーク 釜山タワー
釜山に来たのだから、釜山タワーに登ってみました。釜山タワーには南浦からが近いです。タワーからは東側に釜山港が一望できます。
釜山タワーは龍頭山公園内の小高い丘の上にあるのですが、この公園では沢山のおじさんたちが集まって囲碁を楽しんでいます。青空囲碁ってあまり聞いたことがないですが、どうやらここでは一般的のようですね。
この釜山タワーの丘の西側には国際市場があり、雑貨、衣服や日用品なんでもあります。国際市場の南側の光復路も沢山のお店があり、特にコスメのお店が多いようです。
以前はこの辺りで釜山映画祭がされていたようで、北野武監督の手形も見つけました。現在の釜山映画祭は海雲台のほうで開催されています。
リゾート 海雲台
海雲台は釜山のビーチリゾートです。高級なホテルも沢山あります。
近年、釜山映画祭もこちらのほうで開催されるようになりました。映画祭を意識したアートも街のあちこちにあります。
夜のビーチを歩くのもよいですね。